屋根の修繕・塗装か葺き替えか(国立市)

先日、国立市にお住いのA様からご相談がありました。「瓦の色が大分褪せてきたので塗り替えを検討している」との事。詳しく伺うとA様宅は築28年スレート瓦の屋根で、築13年の時に中古住宅として購入され、その後15年住まわれておられます。

購入時にメンテナンスとして一度塗装されたそうですが、スレート瓦(コロニアル)は薄い瓦ですので、築28年ともなれば既に多少のヒビなどが入っている可能性が高く、塗装の際、屋根の上に乗っただけで更にワレが発生してしまう危険性があります。

A様には葺き替えかカバー工法での修繕をお勧めし、後日、実際に現場を拝見し詳しいご提案をさせて頂くことになりました。

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ここで、皆様にも知っておいていただきたいのですが、築28年のスレート瓦にはアスベストが含まれています。その為、葺き替えをする場合は、このアスベストを撤去する費用が別途かかってくるのです。

アスベストというと、「うわ~危険!」と思われる方も多いと思いますが、アスベストが入ったスレート屋根は基材のセメントによって、ガッチリ固められ密度の高い成型がなされていますから、葺かれている状態だけでは害はありません。どうぞご安心ください!

問題になるのは、撤去するときに、切断したり穴を開けたりするすることによって発生する粉塵です。特別な教育を受けた作業員が法律に則って、防塵マスクをつけたり、十分な配慮をもって作業をするのですが、作業自体がリスクを伴いますので作業費も必然的に高くなってしまうのですね・・。撤去費用の掛からないカバー工法(重ね葺き)がよく勧められるのは、こうした経費面でお得感があるからなのです。

葺き替えか?カバー工法か? これは大いに判断に悩むところですが、それぞれの特徴を踏まえつつ、まずはご自宅が築何年なのか、今後建て替えの予定はあるのかなどを十分考慮され、今最適な修繕は何かをお決め頂けたらと思います。

雨漏りに発展するまえに、早め早めの点検、対応をお勧めいたします。お見積りは無料ですので、どうぞお気軽にご相談ください。

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