国立市U様邸・瓦のズレ

近年、台風やゲリラ豪雨、地震といった自然災害が本当に増えてきました。日本列島北から南まで、いずこも「被災地」と呼ばれる地域が増えニュースを見るたび心が傷む思いです。

先日の台風24号による被害では多くの方から問い合わせがありましたが、その中でご近所さんから「屋根が変ですよ!」などとご指摘を受けて気が付いたと仰る方が複数おられました。屋根の上はなかなか自分では見えませんね。

国立市にお住いのU様も、やはり隣家にお住いの方から、「瓦がズレてますよ」と教えて頂き気付かれたそうです。下見に伺うと、瓦が数列持ち上がっていたり棟の瓦が崩れていたりと広範囲な補修が必要でした。

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屋根の部分が交差するところを棟と言いますが、瓦屋根の場合はそこにのし瓦という瓦が積まれ、一番上に冠瓦が乗っています。これらの瓦を固定しているのが漆喰や葺き土なのですが、長年強い日差しに晒され剥がれることもあれば、瓦そのものが冬の寒さで凍ってヒビが入り割れてしまうこともあります。U様宅は築50年近く、既にこうした経年劣化があったところに強風や大雨の打撃が重なってしまい、瓦がズレてしまったものと思われます。

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U様宅のように瓦は耐久性抜群なのですが、一般的に瓦の耐用年数は30数年と言われています。今では土葺き工法に代わり、引っ掛け桟瓦葺き工法といって、瓦の裏にあるツメ部分を桟木に引っ掛け、更に釘で止める工法が主流になっています。この工法ですと殆どズレがありませんし、瓦そのものも進化していて瓦の上下が重なったところに防水壁がついています。

応急的にズレてしまった瓦は元にもどしましたが、U様には出来れば新しい工法で葺き替えすると安心ですよとご提案させて頂きました。近く新築する予定もあり、その時はやはり瓦葺きにしたいと仰って頂きました。

瓦のズレは雨漏りに発展することがあります。大改修に発展することを防ぐためにも日頃の点検をお勧めいたします。私たちが健康診断をするように、家もまたより長く住むためには定期検査が大切です。下見調査やお見積りは無料です。お気軽にお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120ー494ー978

お問合せ https://www.lovestyle-tokyo.com/form/

 

 

 


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