霧避け窓からの雨漏り(C様邸・国立市)
雨を防ぐ目的で窓の上に作られる出幅の小さな庇を霧避け庇と言います。最近では霧避けの無いスタイリッシュな家が増えていますが、霧避けは小雨程度の雨なら凌げますし窓を開けて換気することもできます。
一方庇の無い家ですと外壁の窓枠の下が傷みやすく、雨水がそのまま窓の表面を伝って流れ、窓の両端に集まって流れ落ちるために、縦に線が入ったような汚れが目立ってくるという難点があります。外壁が傷んでくると水分が染み込むようになりますし、冬などはこの水分が凍って内部から壁を破壊してしまう事も有ります。
日本家屋にとって美観を構成する一要素でもある庇は、このように重要な役割をもっているのです。先日、国立市のC様より「庇のある辺りから雨漏りがあるようなので調べて欲しい」とのご依頼を受け、早速調査に伺いました。
トタン屋根の隙間から見ると下地の木が腐食している様子。ご了解をいただき1枚剥がしてみると予想通り下地の板が腐食していました。これでは雨漏りがするのも当たり前です。C様のお宅は築30年程、「これまで大掛かりな手入れを怠っていた、この際必要なメンテナンスを全てしよう」と決断され、屋根の補修と外壁の補修も合わせてご依頼頂きました。
トタン屋根は、材料が安く工期が短いということもあってかなり普及した時期がありましたが、欠点は退色が早く錆びやすいので案外コスト高になってしまうことです。メンテナンス的には塗装で済ませられることもありますが、C様宅の場合は下地板が腐敗していましたので、ガルバリウム鋼板に張り替えることを提案させて頂きました。
定期的な点検が必要なわけは、このように気付かないところ目立たないところで、家の傷みが進んでいるからです。大規模な改修になる前、小さな補修で済ませるためにも数年に1度は点検してくださいね。
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